新宿タイガー
新宿で40年以上、虎のお面を被ってド派手な格好をし、新聞配達をしている男が存在する。人呼んで“新宿タイガー”。新宿タイガーとは一体何者か、そして、その新宿タイガーを受け入れる“新宿”の街が担ってきた歴史的役割とその魅力に迫るドキュメンタリー作品。メガホンを取るのは、南カリフォルニア大学を卒業した後、劇映画『HER MOTHER 娘を殺した死刑囚との対話』(2016)が、釜山国際映画祭ニューカレンツ部門や大阪アジアン映画祭など国内外で絶賛された佐藤慶紀(よしのり)監督。ナレーションは、女優の寺島しのぶが務める。東京のエンターテインメントを牽引する街・新宿。1960年代から1970年代にかけ、新宿は社会運動の中心となっていた。そして2018年、この街には“新宿タイガー“と呼ばれる年配の男性が存在している。彼はいつも虎のお面を被り、ド派手な格好で新宿中を毎日歩いている。彼は24歳だった1972年、死ぬまでこのド派手なタイガーとして生きることを決意していた。何が彼をそう決意させたのか?彼が働く新聞販売店や、1998年のオープン時と2012年のリニューアル時のポスターにタイガーを起用したTOWER RECORDS新宿店の関係者、ゴールデン街の店主たちなど、様々な人へのインタビューを通して、虎のお面の裏に隠された彼の意図、一つのことを貫き通すことの素晴らしさ、そして新宿の街が担ってきた重要な役割に迫っていく……。
©「新宿タイガー」の映画を作る会
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